こんにちは。藤枝市前島にある体操教室(ジムナスティックスベース)の小橋です。今回は大人の体操教室に通われている生徒さんの声をひとつ紹介します。
タイトルにある通り、教室に通われる前は、腰が痛くて朝の起き上がりに気を使ったり、整体やマッサージなどに通ったりとお金もかかって大変だったそうですが、体操を始めてから、気が付けば腰が痛くなくなっていたそうです。年齢は40代後半女性です。
おそらく、体操らしい「頭の先から足の先まで連動した動作」が腰痛改善に繋がったのではないかと思います。
ここは、器械体操教室ですから、特に腰に優しい運動をしているわけではありませんし、むしろ積極的に動かさなければ出来ない運動ばかりです。ですが、ここにポイントがあります。例えば、マットの前転で言えば、手をついて一回転して足で立ちあがるまで、全身が連動しないと完結しない動きです。そのために、上半身と下半身を結ぶ腰がうまく働くことによって一連の動きにまとまりが生まれます。今流行りの言葉でいうと「体幹力」ですね。この「体を繋げる意識」が、本当の意味で腰のストレッチになっているのではないでしょうか。
大人だからといって自分で制限をかける事が、返って運動不足を招き、本来使えるはずの筋肉や神経を眠らせてしまい、いざ使った瞬間にぎっくり腰なんて事があります。体操は非日常の動作を多分に含んでおり、そこに今まで眠っていた筋肉や神経、意識を呼び覚ます効果があります。そしてそれらを意識して使う事で結果、筋肉に柔軟性が生まれ、血流も良くなり、コリや痛みの改善に繋がって行くのだと思います。
動きは、ぶつ切りではなく、すべて繋がっています。体操の「連動した動作」の中で、筋力アップや柔軟性、体の使い方を体験してみてください。